シャドウゲート


いきなりこの画面からスタートし、「シャドウゲートと呼ばれる大きな城の前にいる」と主人公が言っている。





スタート直後いきなり突込みが入るわけだが・・・。彼曰く大きな城と言ってますけどせめて城の全景くらい用意しといて欲しいものですねぇ。

こんなショボイ問が巨大な城の入り口だとはどう考えてもありえないだろう。あ、そうか!これは裏口なんだきっと。問題が解決しました。


そして旅の途中ドルイドの預言者にこう告げられるのであった。


「予言が正しければこの世は闇と化す。その憎むべき首謀者こそあの魔王ワーロック!!
奴はシャドウゲートと呼ばれる城で、タイタンの中でも最も恐ろしいベエマスの眠りを醒ましこの世を思いのままに動かそうとしているのじゃ!!
この目論みを打ち破れるのは王家の血をひく者・・・そう、そなただけじゃ!!シャドウゲートに行ってくれぬか?
そしてこの世を救ってほしいのじゃ!!」


グダグダ長すぎる前置き。しかしまたここで突っ込み所満載なセリフを発見。

魔王ワーロックは「タイタンの中でも最も恐ろしいベエマスの眠りを醒ます」とあるが、普通魔王ならば自分の力で世界を手に入れるのでは?

バラモスだって自分でやってますよ??えらくショボイ魔王です。

そして「いかなる障害も乗り越え、魔王ワーロックを倒すこと。それが私の果たすべき使命なのだ!!」

と意気込みを熱く語ったくれる王家の血を引く勇者殿。皆さん、このセリフをしっかりと覚えておいてください。


と、いきなり長くなってしまったがゲームスタート。そしていきなりその操作性の悪さに感心してしまいます。

カーソルの動きが遅く、いちいち調べては取り、開けては、移動とか一つ一つの動作を指定しなければいけないのだ。

扉に入ると魔王ワーロックが現れます。





確かにこれじゃ自らの力で世界を闇にするのは不可能ですね。どう見ても雑魚レベルで弱そうです。

そして魔王ワーロックにこう言われます。


「お前は必ず後悔するであろう!!」


さすが魔王、よく分かりましたね。


このゲームを購入したことに後悔してますから。


王家の血を引く勇者も更に意気込みを上げます。それはいいのですが・・・ひとつ疑問があります。

「王家の血を引く勇者」は分かるが、どこの王家の何て名前の勇者なんすか?開始5分足らずで既にストレスが溜まってしまった。

しかも操作性悪いし。・・・おっと、些細な事でイライラしているようでは駄目ですね。もっと紳士対応しなければ大人気ないです。


気を取り直して冒険を開始しましょうか。正面の扉を開け進みます。





すると何やら怪しげな本が置かれている。一応調べてみるか・・・





なにっっ!!??


どうやら落とし穴の罠に掛かってしまったようだ。まあ、それは良いとして・・・。

「私は深い、深ーい闇の中へと転落した」

何なんですかこのノリは?おまけにドクロが出てきて「残念!!私の冒険はこれで終わってしまった」と言われてしまいます。





何が「残念!!」だ。まるでパーティーの余興か何かのゲームに負けたってノリです。

この王家の血を引く勇者、どうやら遊び半分でここに来ているようですね。暫く進むとこんな部屋に来た。





左には扉、右には梯子が。とりあえず梯子を降りてみようか。

すると「梯子が無い!!」と仰る王家の血を引く勇者。もちろん転落死です。好きですねぇ、即死が。なんちゅうひ弱な勇者だ。





見た瞬間正面の化け物に殺されるんだろうなと思った。たいまつを取った瞬間炎をはかれ焼け死んでしまった。出ましたよ即死が。

そして王家の血を引く勇者が問題発言を・・・

「ああっ、私は・・・。好奇心の代償を命で支払うこととなった」と。やっぱりこの勇者はお遊びでここに来ているようです。

好奇心て・・・貴方は使命でここに来たのでしょう。今更何をほざいているのですか?いつの間にか単なる肝試しになっているようです。

ほんと即死といい、勇者のクズっぷりといい、操作性の悪さといいイライラするゲームでねぇ。


この部屋にある物をあらかた手に入れた後移動する。すると棺の間に出た。





入った途端、「縁起でもない、この部屋には棺が半ダースも」

この勇者わざとボケているんでしょうか?縁起でもない、はまだ分かるが半ダースって。もしかしてこの勇者お笑いのボケ志願?

もしかしてこの城に来たこと自体ネタなんでしょうか?

この部屋を散策しているといきなり音楽が変わりだした。凝った演出だなぁとおもい散策を続けていると・・・





どうやらたいまつの炎が消えてしまったようだ。慌てる事は無い。火が消えたのなら点ければ良いのだ。

しかし何を思ったか真っ暗闇の中を手探りで歩き出す勇者。

この時点でこのクズは100%死ぬだろうと思いAボタンを押した。案の定足を滑らして壁に頭を打って死亡。このクズ、余程頭が悪いのでしょう。

さて、このゴミが最初に言っていた言葉を思い出してください。


「いかなる障害も乗り越え魔王ワーロックを倒すこと。それが私の果たすべき使命なのだ!!」


いかなる障害も乗り越えることが出来ず事あるごとに即死を連発し、使命がいつの間にやら好奇心となっている。

ここの王家はこんなカスの集まりなのでしょうか?こんな奴が後継ぎでは・・・たかが知れていますね。

と、もはや投げ出す寸前ですが、気分を落ち着け頑張って攻略してみます。


棺を開けていくとミイラやアイテムが出てきた。ミイラをたいまつで燃やすと王家の杖が手に入る。

左手前の棺を開けるといきなり変な生物が出てくる。





バンシーの悲しい叫びらしい。意味が分からないんですけど・・・。迫力はありましたけど。そしてスライムも同時に現れる。初の戦闘ですな。


そして5分後、スライムを倒せずに立ち往生しています。どうやって倒すのこのスライム?

更に5分後、最強の敵スライムの前になすすべも無くやられ続ける勇者。

通り過ぎようとすればスライムに飲み込まれ、ヤリを装備しようとすれば自分に使い自殺し、アイテムを使おうといろいろやっていたら

「無駄な時間を過ごしてしまった」とクズに悪態を言われる始末。

ハッキリ言いましょう、こんなウルトラゴミクソゲーやっている方がよっぽど無駄な時間だ!!挙句の果てには、ヤリを自分に使ったら

「私はやりを左胸についた。ドクドクと血が湧き出てくる」だと。

どうやらこの勇者は知的に問題があるようなので即刻入院をお勧めする。魔王を倒すとか言っている場合ではない。


結局最強の敵スライムは「無敵」という判断をし最初からやり直すつもりでリセットボタンを押した。

が、バグったのだろうか、リセットボタンを押してもゲームが続いていた。

ならばもう少し頑張ってみようではないか!!そう意気込みコントローラーを手に取った。