アルテリオス
このアルテリオスは珍しいゲームで、シューティングRPGと言ったところか。
ストーリーはサーベラーに囚われたラド博士とレティシアを救出する為に自らアンドロイドとなり敵に立ち向かう、と言うわけだ。
いきなりツッコミ所なのだが、話を聞くと主人公はラド博士に宇宙を救うため拉致され無理矢理アンドロイドにさせられたっぽいんだけど・・・
そこらへんは大丈夫なのか?主人公は記憶を一切失ってるみたいだし。
と言う細かい事を言っているとこのゲームをクリアするのは不可能なので気にせずに先に進もう。
主人公が無理やりアンドロイドにされた現場。プレイヤーもそれを見守る事となる。
マップ画面は宇宙を探索したり、ドラクエみたいに地上を歩いたりする。宇宙には小惑星やスペースコロニーやワープホール等があり結構本格的。
戦闘はガンシューティングでなかなか面白い。敵の行動パターンが毎回同じなのはご愛敬。
ゲーム内容は結構シリアスに出来ていて、BGMやグラフィックも子供向けゲームとは微妙に違った感じだった。
子供の頃は逆にそれが良かったという記憶があるなぁ。
BGMはなかなかと言うかかなり良い出来ではないかと思う。昔もそうだが、おっさんになってから聞いてもファミコンとは思えないクオリティがある。
小惑星やとスペースコロニーは中でも名曲と呼べるのではないだろうか。
スペースコロニーや陸地の街の音楽はカッコイイので機会があれば聞いてみるべし。
グラフィックもBGMとマッチしていてシリアスに出来上がっている。
コロニーや町の住民のグラフィックはリアル過ぎて当時の管理人を震撼させたものだ。
敵キャラも力が入っていてユニークなキャラが多いです。
これがアルテリオスワールダー、リアルなので当時の管理人は衝撃を受けました。
と、とりあえずは良い所を上げたがゲーム性は余り良くない。
まず初めに言っておくが、このゲームをプレイするに当たって一番必要なのは「努力と根気と忍耐力」だ。
これがあればクリア出来ると言っても過言ではない!!これだけは断言できる。
時間を掛けてレベルを上げて装備を整えれば楽勝?
アルテリオスをそんじょそこらのRPGと一緒にしてもらっては困るな。まあやった事の無い人はやってみるといい。
管理人の言葉が身に染みて理解できるだろう。そして兎にも角にもゲームバランス悪い。
敵が強すぎたり、瞬殺されたり、LVを上げたら速攻雑魚になったりと・・・
後意味無くパスワードが多すぎる。これで挫折する人も多いはず。
小惑星 241B
ディーモスの城右 B1C0
ディーモスの城左 D1EA
ジェノ博士 B5D4
トゥメールカムス宮殿 C15B CBBC BA38 1414 6575 BE97 DE62
オルト博士 5B5D
クラーク博士 F404
とこれだけある。今だから出来るが、当時の小学生ごときの頭脳(しかも頭悪い)でまともに管理できるはずも無く、
どれが何処のパスワードか忘れ、記録した紙を無くしと結局クリアは出来ませんでした。
特にトゥメールカムス宮殿に関しては7つものパスワードが必要なのだ。
しかも一度しか聞けないパスワードもあるのだ。それは後程・・・
マップ画面はメイランド、リートランド、ユナイト、ディーモスの城、トゥメールカムスの5つ。
メイランド、リートランドに関しては誰でもクリアできるレベルでしょう。ユナイトに入ってから徐々に難しくなって来る。
管理人もいつもここからで根を上げていましたね。森に入ると敵の動きが分からなくなるから余計厄介だ。敵もここらあたりから強くなってくる。
このユナイトは広大なマップを動き回り、離れた街から街へとパスワードを集め、わんさか出てくる敵を追い払いながら進む必要があります。
いくらなんでもめんどくさ過ぎです。ユナイトに関しては比較的敵が弱いのでまだマシですが。
この後のディーモス城とギャラックス(ラストダンジョン)も敵との遭遇率が以上に高い上に強すぎる。
まずはディーモス城。ここではレティシアを救出する訳だが、それまでの道のりが相当苦労します。
ヘビーシェル、マッドフライア、ハードシェル、このゲームをやった事のある人ならこの名前に殺意すら覚えるはず。
苦労の末レティシアを救出するのだが、レティシアは実はアンドロイドで自分の力を主人公に与えるとの事。
しかしレティシア曰くラド博士の力により再び蘇る事が出来るみたいだ。
レティシアは「後の再開を楽しみにしています」と言ってパスワードを言い残し逝ってしまう。少なからず感動する場面である。
そう、このパスワードが一度しか聞けないのだ。このパスワードを聞き逃し泣きを見た人は少なからずいるはずだ。
そしてトゥメールカムスに向かいトゥメールカムス宮殿を目指します。
トゥメールカムス宮殿に辿り着き大量のパスワードを打ち込む事が出来たらなら最悪のラストダンジョンであるギャラックスへと行く事が出来ます。
特に中心部分は極悪でハイパーと名の付く敵がゴロゴロ出てきます。ハッキリ言ってこいつらはサーベラー(ラスボス)よりも強いです。
最高レベルでも数発攻撃を食らうとやられます。もしくは即死。
ハイパーフライヤなんかはSTR(攻撃力)が210もあります。サーベラーは100。
さすがにシールドに関してはサーベラーは243あるので殆どの場合こちらの攻撃は1しか与えられません。
HPは255あるので255回地道に攻撃を当てる必要があるのです。ですが攻撃力が弱いので何回ミスをしても地道に倒せます。
本当にゲームバランスが悪いですな〜。雑魚(ハイパーフライヤやハイパージェル)が連続で出て来られた方がよっぽど苦労します。
最後の最後に本当にめんどくさい事をさせるゲームですねぇ。
他ではアルテリオスはクソゲーと言われていますが、管理人はそうは思いません。
確かにゲームバランスが悪く苦労しなければなりませんが、何だかんだ言ってハマッたゲーム。あえて言うならレトロゲームと言った所でしょうか。
さあ、待ちに待った彼と最後の対決です!!
最後の名場面も綺麗なグラフィックで出迎えてくれます。さすがアルテリオスですね。戦闘画面もかなりリアルな動きを見せてくれます。
管理人はサーベラー君と戦うのがめんどくさいので
こんな事をしてみました。これでは最強のサーベラー君もメイランドの雑魚と変わらないので数発で撃破。
そして感動のエンディングへ・・・待ち焦がれたラド博士との対面です。
「隠しボスかっ!!」
これが管理人の第一声です。て言うか誰っすかこれ?一瞬モンスターに見えてしまいました。
今までのリアルなグラフィックと違い明らかに手抜きです。どう考えても腕が短すぎるでしょう・・・。
と、これが主人公を拉致し無理やりアンドロイドにしたラド博士のようです。気が付くのに数分要しました。最後までサプライズの耐えない作品だ。
そして博士の戯言を聞いた後スタッフロール、めでたくゲーム終了となったのです。
が、密かに管理人はレティシアとの感動の再開を期待していたのですが見事にスルーとなりました。少し悲しかったです。
ラド博士の手抜きといいスルーといい、もしかしたら開発スタッフはユーザーがクリア出来ないという前提でゲームを作成したのだろうか?
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