ジキール博士の彷魔が刻



ホラー的な印象を受ける。


電源を入れるといきなりこの画面。ストーリーや解説などが一切なく、意味不明。

もしかしたら原作が存在するのかもしれないが、知らない人間がやると理解不能。目的すらも分からない。

主人公すら誰かも分からない状況でゲームをスタートさせなければならない。ユーザーを舐めてるのか?


ゲームが始まると主人公が部屋から出てのどかな町並みに入る。グラフィックはなかなか綺麗である。

通行人が歩いており本当にのどかだ。主人公は棒のような物を持っているので試しに通行人を攻撃してみると・・・



逆にダメージを受けるジキール博士。


こうなってしまった。何故に?

気を取り直してしばらく歩いてみると子供が無邪気に走りながら出てきた。

主人公の回るをグルグル回る。どうやら懐いているようだ。





とても微笑ましい光景だ。内心穏やかになっていたが急に子供がパチンコを取り出す。

そして迷わず発射!!



パチンコの玉ごときにダメージを受けるジキール君。


ダメージを食らう主人公。

「このガキ!!」

と言いながら攻撃するもスカ。画面上ではガキに間違いなく武器が当たっているはずなのに優々と立ち去る。

「無敵かよ!?」

と思わず言ってしまう。すると次は犬が登場する。「ワンワン」と効果音付で。

まあ、間違いなく当たればダメージを食らうとは思ったが



犬に噛み付かれ痛がるジキール。


案の定。ジャンプして避けるもタイミングをずらせれダメージを食らう。

全くもって賢い犬だ。飼い主に感心する。

次に出てきたのはピンクのコートの男。ゆっくりとこちらに向かってくる。すると・・・



何だこれは?


こんな物を置いて逃走を図る。



残像を残しながらも必死に逃げる敵。


必殺残像拳。


一瞬パニックに陥るプレイヤー。そして3秒後に爆発。

息絶える主人公、絶句するプレイヤー。

どう見ても砲丸投げの球にしか見えないのだが・・・

数分無い頭で試行錯誤の末、家の扉に隠れられる事を発見する。これで行けるか!と思い再びプレイ。

例の男が爆弾を置く。すかさず扉に入る主人公。そして爆発!!

爆発中に無事クリアに思われたその時、いきなり主人公が扉より出てくる。

息絶える主人公、絶句するプレイヤー。

もはや遅いが扉には入れるのは一定時間という事実を知った。


この後、何度も死にに死んで根気で何とか進んだ。すると音楽が変わった。どうやら隣同士が喧嘩しているようだ。

お互いに窓から物をほっている。

主人公はこの喧嘩に関係無い筈なのにどう見てもこちら目掛けて物をほっているように見える。気のせいだろうか・・・?

もちろん、その物に当たればダメージだ。非常に下らない演出である。

これは華麗にスルー出来たがその数秒後に、扉に入り遅れて爆死する主人公の姿があった。

力尽きるプレイヤー。

このゲーム、本当にクリア出来るんでしょうか?


最後に一言。その昔このゲームを定価買った人御愁傷様です・・・(笑)