元斗皇拳ファルコ





北斗琉拳先代継承者ジュウケイの馬鹿さ加減は皆ご存知であろう。だがその馬鹿さ加減を越える逸材が存在するのである。

その名も元斗皇拳最強金色の狼ファルコ。管理人的に彼こそ北斗の世界の中でも一番馬鹿で哀れなキャラだと思う。

まずその生き様がアホ過ぎる。その昔ラオウが元斗の村に来た時の事。ラオウに自分の右足を差し出す事で拳王軍に素通りしてもらおうとした。

問題はこの後だ。ラオウにジャコウを殺さなければ後々自分の災いになると言われる。

これはこれでラオウも意地が悪いと思うけど。自分が気に入らない小虫など殺せばいいと思うけどな。

まあ、これはファルコに自分のケツは自分で拭けと言う事なのだろう。

で、母親の情により結局ジャコウを殺す事が出来なかった。そして数年後にはラオウの言うとおり、ジャコウはファルコの最大の災いとなっていた。

母親の目の前で殺せないのなら、後にやれば良い事だ。ファルコの力なら一瞬で消滅させられるだろうに、証拠も残らないし。

それにあの時村人の誰もが反対しなかったんだから、ジャコウは死ぬべきだと思っていたはず。

ジャコウがいなくなった所で誰も騒ぎはしないだろう。それができなかったと言う事は、ファルコ本人の言うとおり甘すぎるのだ。

でも甘いと言っておきながら、上の画像のように冷酷なツラして平気で人を殺すという非道な事をしている。よう分からんおっさんやなぁ。


それでもファルコにはミュウと言う良い女がいる。ルックス良し、スタイル良し、性格良し、男に対する忠義心もある。

ファルコに対する愛も相当深い。化粧が濃すぎるのは仕方ないとして・・・(笑)

こんな良い女をクズな小虫のジャコウごときにその体を捧げさせるという、とんでもない卑劣な事をしている。

それでもミュウはファルコに対する愛情の深さは変わらず、ケンとの戦いに命を掲げ赴くファルコに涙する程だ。

管理人的には修羅の国のレイアと並んで良い女と言えるだろう。本当にいろんな意味でいい女だ。

わがままし放題のリンちゃんやユリアちゃんと違ってな。大きな声では言えないがあっちのテクもかなりの物だと想像している。

ケンとの戦いの前のファルコとミュウのやり取りは、密かに管理人の好きなシーンである。

ジャコウの口が堅いのでミュウがなかなか天帝の居場所が聞き出せないと言われた時、その気持ちも考えずにこのアホは・・・





こんな顔をしている。


何やねんその顔?


と思った人は多いはず。さすがにこの顔は無いだろう。ミュウは恋人の為に嫌々ジャコウに体を許していると言うのに。そして一言・・・。

「すまん・・・、苦労をかける・・・」

かけすぎやわ、あんた。


そして最後の最後、理由があったとは言え下級の修羅にあっけなくやられてしまうという哀れな最後。

北斗のキャラクタはその殆どが熱く壮絶な死に様が描かれているのに、このファルコの死に様だけは最悪だ。

死に様だけ見たら下手するとタイガと同レベルとはいかなくとも似たような物かもしれない。一応オマケとして実は後継ぎがいたと言う話だが。

舞台が修羅の国に移るというタイミング的にも少し悪かったような気もするので運が悪かったと言えばそれまでだが。

ファルコは別に好きでも嫌いでもないキャラなのだが、正直これでは可哀相過ぎると思う。もう少し何とかならなかった物か・・・。